中堅ゼネコンは、年間の売上高が1,000億円〜3,000億円の範囲にある規模のゼネコンを示しています。中堅ゼネコンが請け負う工事は、河川工事や鉄道工事など専門性が高い技術を必要とするケースも多くあります。
また、会社内には設計や技術部門、研究開発部門がある場合も多く、建築工事と土木工事の2種類を請け負っています。
中小ゼネコンは、年間の売上高が約1,000億円超えの規模であるゼネコンを表しています。中小ゼネコンは独自の技術や工法を持つ会社が多く、大きなプロジェクトに携わることも可能です。
また、会社によっては設計や技術部門、施工部門の他にも、研究開発部門があることも特徴です。鉄道系やインフラ系、道路系、高層ビルなど幅広い建設を手掛けている会社が多くあります。
平均年収 | ・中堅ゼネコン・・・780万円~950万円 ・中小ゼネコン・・・600万円前後 |
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平均年間休日 | 企業により異なりますが、中堅ゼネコン・中小ともに平均年間休日は120日です。 |
福利厚生 | 中堅ゼネコン、中小ゼネコン関わらず、基本的な健康保険制度、休暇、時間外手当などが整っています。 |
裁量の大きさ | ・中堅ゼネコン・・・オフィスビルや駅などの建物、ダムや道路、上下水道などの工事など、幅広いプロジェクトに携わります。そのため、プロジェクトの完了を待たずに担当が変更になるケースもあります。 ・中小ゼネコン・・・中堅ゼネコンに比べて小規模な案件を担当。プロジェクト完了まで担当するケースが多いのが特徴です。 |
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転勤リスク | 中堅ゼネコン・中小ゼネコンともに、地域密着型企業が多いことが特徴です。しかし中堅企業の方が事業所が多いため、各地への転勤が発生する可能性があります。 |
新技術の研究 | 中堅ゼネコン・・・新技術の研究が活発です。専門性の高い工事を請け負う機会も多いため、専門の研究室を保有している企業もあります。 ・中小ゼネコン・・・資金面の問題から、新技術研究の動きは比較的少なくなります。しかし他社との差別化は積極的に行っており、ブランド展開や独自技術など、自社の強みを明確化しています。 |
中堅ゼネコンは、オフィスビルや駅などの建物、ダムや道路、上下水道などの幅広いプロジェクトに多く関わったり、既存建物の建て替え需要も多いことが特徴です。
そのため、安定的な仕事と幅広い業界に携わりたい人に向いています。
中小ゼネコンは、中堅ゼネコンと比べ、比較的小規模な建設プロジェクトを担当します。そのため、プロジェクトの上流から下流まで関わることが可能。建築業界でのキャリアを積むことができます。
そのため、最後までプロジェクトに関わりたい・裁量の大きい仕事がしたい人におすすめです。
ゼネコンの規模による違いがわかったら、次は選考に向けてしっかり就活対策をしましょう!
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