新卒入社・30歳で次期所長!
働き方ややりがいを聞いてみた
施工管理とは、建設工事の現場技術者を指揮監督し工事全体を管理する、いわば「建築の要」の存在です。工期の管理から予算管理、また万が一遅延が発生した場合の対応等、調整力や問題解決能力が必要となる職種です。
また、書類作成などのデスクワークや役所への書類手続き、設計士や協力会社との打ち合わせに対応することも。
「施工管理=現場での作業」というイメージですが、現場作業・資料作成等の事務作業両方の業務が発生します。
施工管理は、設計、資材に関する基本知識のほか、予算や工期などのプロジェクト管理に関わる知識など、
総合的なノウハウを現場で活かすことができる、とてもやりがいのある職種です。
工程管理とは、工期を守るために工事全体のスケジュールを把握し、工事の進め方や作業ごとの日程を調整する管理業務です。
工事にはさまざまな種類の作業があり、多いときには数百人の職人が携わることになります。
無駄なく、効率よく作業が進むように工程表を作成し、予定とずれが生じないようスケジュールを管理していきます。
具体的な業務として、以下があります。
完成した建築物を人々が安全に使うため、会社としての信頼性を守るため、品質管理の徹底は欠かせません。
品質管理は、デザイン、強度、寸法、材質、機能などが設計図書通りの品質を満たしているかどうかを、決められた検査方法で品質試験を実施。作業ごとに品質を確認しながら工程を進めていく業務です。
具体的な業務として、以下があります。
原価管理は、工事の利益確保、工事のために必要な資金の確保を指します。 人件費、材料費などの原価を算出し、実行予算との差異が生じないように原価管理・工事進捗を管理します。
原価が予算をオーバーすれば、会社の収益が減るという大変なことに。そのため、原価管理は非常に重要な業務です。
具体的な業務として、以下があります。
「安全第一」と言われるほど、現場作業は安全の確保が最優先。建設現場で作業を行う人が事故のないよう、環境を整える業務も施工管理の業務です。
手すりや消火設備などの設置や安全点検の実施のほか、作業開始前の打ち合わせ、ヒヤリ・ハット運動、作業中の声がけなども安全管理業務に含まれます。
その他具体的な業務として、以下があります。
3つの独自ブランドを保有する三和建設。食品工場や倉庫建設など、ニッチな分野で事業を展開し、社会に貢献しています。
そんな三和建設は新卒採用にも力を入れており、数日かけて自分と向き合いながら選考を進める「成長型選考」を採用しています。
そんな三和建設で施工管理として活躍する舘(たち)さんに、新卒時代のお話や仕事のやりがいについてインタビューしました。
館 慶樹(タチ ヨシキ)さん
2016年4月入社。現在は、東京本店にて施工管理業務を行っています。ーーー舘さんの今関わっている建築物や、施工管理職としての普段の働き方を聞かせてください。
2016年入社なので、現在入社8年目です(2023年7月時点)。今はほぼ所長という立場で、数億規模の食品工場新築工事を手がけています。
まだ所長という肩書はもらえていないんですが、100名を超える作業員の方を管理しながら、現場の中で「所長といえばあの人」と言われるような立場で、指揮をとっています。
ーーー入社8年目で所長、すごく早いですよね!?
早いかもしれないですね。特に三和建設の東京本店は若いうちから色んな経験をさせてもらえるので、そのおかげかもしれません。
本社は大阪にあり、東京本店は人数が少ないので、「自分が成長しないと」という気持ちを入社当時から持っていました。入社して間もない頃から、先輩の力を借りながら改修工事にも携わっていました。
苦労も多かったですが、こうやって実績を積み重ねることで、やっと結果に繋がりつつあるのかなと感じていますね。
ーーー所長になるための大事な要素はなんですか?
現実的に必要な知識だと「原価管理」と「工程管理」ですね。会社の売上を持って帰ってこなければいけないので、所長には一番求められるところです。 あとは、お客様との信頼を守るために「工程を守る」ことも大事ですね。お客様との約束を守るという面で、工程管理もかなり重要だと思います。
ーーー他にも施工管理の業務は、建築の基礎知識から複数の管理、チームマネジメントなど、膨大な量のスキルが必要になりますよね。
そうですね。全部1人でやろうとすると大変ですが、この仕事なら後輩に任せられるという信頼と思い切りも大事になります。
所長になるまでは自分で全部やって、「自分ですべての工程を管理する!」という気持ちで管理してきたんですけど、今度は自分の指示に沿って後輩たちが手を動かす立場になります。
そうなると、後輩が進めた仕事を確認する作業に変わってくるんですよね。
後輩たちにも成長してほしいんで。私も先輩に教わった分自分が教えたいと思うし、どうせやるなら楽しく教えたいなとか、いろいろ考えちゃいますね。
ーーー素敵な環境ですね!!後輩のほかにもたくさんの作業員の方とコミュニケーションを取る必要もありますよね。
年上の作業員さんも多いので、コミュニケーション能力はとても大事です。私は非常にコミュ力が高い方だとは思うんですけど(笑)
でも一番大事なのは「人が好き」というところかなと思います。
施工管理は大変なことも多いので、どうせやるならみんなで楽しく仕事をしたい、辞めてほしくないし、自分も辞めたくないと思っています。
ーーー今では大活躍の舘さん。新卒時代、何も知らないところからどうやって施工管理を学んだのですか?
入社後に行われる施工管理研修に参加しました。 「富士教育訓練センター」という場所で、躯体工事と呼ばれる鉄筋型枠・鳶工事などを中心に学びます。
本来職人さんたちがしてくださる作業ですが、研修では実際に足場や型枠を組みます。 ほかにも座学があったりと、躯体工事の流れをひと通り学べるので、実務にすごく活きてきます。
ただ現場に入ると何もわからない毎日で…。とにかく金魚のフンのように先輩について回りました。
ーーー実務に入る前に研修が用意されていて安心ですね!実際に現場に入られてからは、どんな業務を行っていましたか?
1年目は掃除ばかりしていました(笑)。所長から色んな業務を指示されるんですが、「その作業は何のためにやるのかを考える癖をつけなさい」と常に言われました。すごく厳しい所長だったんですが、楽しかったです。
あとは、職人さんとコミュニケーションを取ることで色んなことを学びました。 何も分からないので、「今何をやってるんですか?」から始まり、この工事に必要な作業や、どんな流れかを順番に覚えました。安全に関しても、「こういうものが危険につながるのか」といった発見を繰り返すことで身に着けていきましたね。
ーーー自分から学びにいけば、教えてくれる環境があるのですね!
最初は、30秒くらい考えて「考えてもわからない」と思ったらすぐに聞くようにしていました。
こういった地道な作業を繰り返すことで3年目ぐらいでは工事の順序や図面の見方がわかるようになったり、4~5年目にはマンション建築をほぼ1人で担当したこともあります。
小さいマンションでしたが、本格的に始まってからは所長から業務を任せていただく機会が増え、ほとんど自分で工程管理や部材の手配もして…。この経験を通してだんだん自分の自信につながり、5年目くらいには大規模改修工事も任せてもらえるようになりました!
ーーー舘さんの積極性と、三和建設の人を育てる環境が、今の活躍につながっているのですね!最後に、施工管理職に興味を持つ就活生に一言お願いします。
施工管理職はたしかに大変な仕事ですが、やる気次第でいくらでも情報は掴めるし、とてもやりがいのある仕事だと思います。
よく「ゼネコンって人間関係が複雑だ」と噂されることもありますが、三和建設に入って全く感じたことはないですね。だからここまで成長出来たのだと思います。
三和建設は「SANWAアカデミー」と呼ばれる講座を受けられる仕組みがあります。そういったところで建築の基礎も学べるので、学べる環境はいくらでも揃っています。かつ先輩もたくさん教えてくれるので、確実に成長できる環境だと思います!
三和建設の施工管理に興味を持ってもらえたら、ぜひ一緒に働きたいですね。
施工管理として活躍する舘さんのインタビューを紹介しました。
「せっかくだから皆に楽しく働いてほしい」と笑顔で語る舘さん。三和建設の温かい雰囲気が伝わるお話でした。
そんな三和建設は、積極的に新卒を募集しており、面接ではなく気軽に採用担当者と話すことができます。三和建設に興味がある方は、ぜひ一度採用担当者とお話してみませんか?
採用担当:杉井さん
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